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JPY
Abstract
過去20 年間に多くの遺伝性腫瘍の原因遺伝子が同定され,患者および血縁者への遺伝子検査の適用とその臨床的意義が検討されている。現在,遺伝性腫瘍研究は既知の遺伝子変異解析や遺伝子産物の機能解析に関する研究に加え,未知の遺伝子同定,連鎖解析による低浸透率の遺伝性腫瘍研究や網羅的発現解析研究など,次世代研究に移行している。これらの研究は遺伝性腫瘍の病態の解明に重要である他,既存の抗がん剤感受性との関連性から進行がん治療の際の個別化医療に応用される可能性がある。また,将来的に遺伝性腫瘍の新しい予防法,診断法および治療法の開発につながるものと期待されている。本稿では家族性乳癌と遺伝性大腸癌に焦点を当て,それぞれの現時点における課題を拾い上げた。
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/content/article/0385-0684/32070/962