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頭頸部扁平上皮癌に対する Docetaxel とCisplatin 併用化学療法の第 I 相試験
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JPY
Abstract
頭頸部扁平上皮癌に対するdocetaxel (DOC )とcisplatin (CDDP )併用化学療法の第Ⅰ相試験を実施し,DOC の最大耐用量(MTD),用量規制毒性(DLT),およびDOC とCDDP 併用療法における推奨用量(RD )について検討した。対象は頭頸部扁平上皮癌再発症例で,年齢は20 歳以上75 歳未満,performance status 0 〜2, 十分な主要臓器機能が保持された20 例。DOC 40mg/m2 (レベルⅠ),50mg/m2 (レベルII),60mg/m2 (レベルIII)の投与後,CDDP 80mg/m2 を投与した。レベルⅠで1 例のgrade4 の低カリウム血症を来したがレベルII にdose escalation できた。レベルIII で1 例のgrade4 の嘔吐を認めた。レベルIII においてもDOC のDLT に達しなかったため,レベルIV(70mg/m2 )にdose escalation した。レベルIVは2 例で検討した。2 例ともgrade2 のクレアチニンクリアランスの悪化を認め投与中止となった。よって本併用療法におけるDOC のMTD は70mg/m2 と考えられた。DOC とCDDP の併用療法におけるRD はDOC 60mg/m2, CDDP 80mg/m2 と決定された。奏効率(CR +PR/総数)は10 %(2/20 )であった。今後このRD での多施設共同研究による臨床第II相試験を行い,その安全性および効果を確認していく予定である。
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/content/article/0385-0684/32070/977