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JPY
Abstract
現在,日本の絨毛がんの治療成績は90%以上である。化学療法の進歩がこれに寄与している。次に絨毛がんの多くは,胞状奇胎→侵入奇胎→絨毛がんと経過するため,ハイリスク群の胞状奇胎患者の登録管理を徹底したことがあげられる。この予防医学的施策により良性腫瘍である侵入奇胎発症の段階で治療が開始されて絨毛がん発症も減少し,さらに病初期で絨毛がんが発見されることが予後向上に寄与したといえる。しかし,流産後や正常分娩後に発症する絨毛がんには別の対策が必要である。現在の課題である治療後の妊娠・分娩について,侵入奇胎治療後患者では問題がなかった。しかし,強力な併用化学療法を受ける絨毛がん治療後の妊娠・分娩では,誕生した児に心臓奇形がみられ,抗癌剤投与時の卵細胞の保護をいかにするかが問題となるかもしれない。
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