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長野県内20施設における膵癌に対するGemcitabine治療の実態調査
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JPY
Abstract
膵癌に対する有効な治療方法を模索する目的で,gemcitabineの膵癌に対する治療実態を,長野県内20施設を対象にレトロスペクティブなアンケート調査を行った。106例を集積し,内訳は男性64例,女性42例,年齢中央値66歳(33〜87歳)で,約半数がstageIV症例であった。標準的投与法である3週連続投与1週休薬(以下3投1休)が57例に,隔週投与が30例,3投1休から隔週投与に変更が15例,その他が4例に施行されていた。3投1休群と隔週投与群について解析を行った結果,抗腫瘍効果,症状緩和効果において両群間に著明な差を認めなかった。血液毒性の発生は3投1休群59%, 隔週投与群40%と隔週投与群で少ない傾向を認めた。また,生存期間中央値(Kaplan-Meier)は3投1休群8.5か月,隔週投与群9.7か月と,隔週投与群が3投1休群より劣ることはなかった。今回の検討からgemcitabineの膵癌に対する治療方法において,隔週投与法が標準的投与法である3投1休投与法と同等の効果がある可能性が示唆された。隔週投与法は3投1休投与法に比較して,経済性,外来投与の利便性において優れており,今後プロスペクティブな検討により本結果が確認されて臨床応用されることが望まれる。
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