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切除不能・再発胃癌に対するTS-1療法の臨床成績と長期生存例の検討
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JPY
Abstract
切除不能・再発胃癌に対してTS-1単独治療を行い,その臨床成績と長期生存例について検討を行ったので報告する。対象は1999年6月〜2004年9月までに治療を開始した切除不能・再発胃癌68例である。全体の奏効率は41.0%(16/39;95%信頼区間:25.3〜56.7)であり,部位別には原発巣(53.3%) ,リンパ節(42.9%)のみならず腹水(54.5%)や播種性病変(57.1%)にも高い奏効率を示した。grade 3以上の有害事象は12.8%に認められた。全体の生存期間中央値は276日であり,1年生存率は48.9%, 2年生存率は27.8%であった。TS-1投与後2年6か月以上の長期生存例は6例に認め,最長生存例は3年5か月生存中である。TS-1奏効例のみならず長期にわたりNC を継続できた症例に長期生存例が認められた。TS-1無効後second-line化学療法がNC 以上であれば生存期間の延長が得られる可能性が示唆された。TS-1は効果,安全性のともに高い薬剤であり切除不能・再発胃癌における第一選択薬として有望であると考えられた。
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