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CPT-11/5-FU/l-Leucovorin療法が有効であった進行大腸癌4症例
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JPY
Abstract
手術時にすでに転移性病変を認めた進行大腸癌4症例に対し,原発巣切除後にSaltz レジメンの変法でCPT-11/5-FU/l-LV 療法をfirst-lineもしくはsecond-lineで施行し著効したので報告する。原発部位はS 状結腸2例,直腸Rs2例。組織型は全例中分化腺癌。転移部位は肝転移3例,大動脈周囲リンパ節転移1例。投与方法はCPT-11 100mg/m2, 5-FU 500mg/m2, l-LV 10mg/m2 週1回,2週連続投与2週休薬のレジメンで施行した。治療効果は肝転移例は2例が2クール投与で腫瘍径70%, 1例が4クール投与で腫瘍径50%に縮小,リンパ節転移例は3クール投与で消失し,全例にPR 以上が得られた。平均奏効期間は9.5か月,生存期間は5〜18か月であった。副作用は3例にgrade1〜2の嘔気を訴えたものの制吐剤の内服でコントロール可能であった。重篤な副作用はgrade 3以上の白血球減少と下痢を1例に認めた。この症例に対して2クール目以降は80mg/m2に減量したところ治療の継続が可能であった。進行大腸癌症例に対するCPT-11/5-FU/l-LV療法の治療効果は高く有効な化学療法と考えられた。しかし重篤な副作用がみられることもあり,患者の状態に応じた投与量・投与方法を設定することも必要であると思われた。
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/content/article/0385-0684/32080/1187