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進行・再発胃癌に対するWeekly Paclitaxel(PTX)+Doxifluridine(5′-DFUR)併用療法の経験
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JPY
Abstract
近年,胃癌化学療法にタキサン系抗癌剤が導入され,その効果が注目されているが,ことにdoxifluridine(5′-DFUR)との併用は相乗効果を示すといわれている。今回,進行再発胃癌に対してweekly paclitaxel(PTX)+5′-DFUR 併用療法を行い,良好な成績を経験したので報告する。投与方法は,前治療が行われ骨髄機能が抑制されていることを考慮し,21日間を1コースと定め,PTX はday1, 8に60mg/m2 のweekly投与とし,5′-DFUR は460mg/m2 の14日間連日投与とした。day15からの7日間は完全な休薬期間とした。その結果,画像上評価可能症例9例中CR 2例,PR 2例でresponse rateは44.4%であり,NC 症例4例はすべてlong NC であったため,clinical benefit は88.8%であった。また,NC 症例4例中,臨床症状および腫瘍マーカーの改善などを3例に認めた。一方,有害事象は長期投与に伴いしだいに発症したがgrade 3の全身倦怠,消化器症状がそれぞれ1例ずつ(11.1%), grade2の末梢神経症状,好中球減少症も1例ずつ(11.1%)認められた程度であり,極めて軽微で外来にて十分control可能と思われた。進行再発胃癌に対するweekly PTX+5′-DFUR 併用療法は前治療を有する症例にも有効であり,抗腫瘍効果,有害事象の両観点から極めて有効な治療法であることが示唆された。現在,phase II study開始に向け検討中である。
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