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FEC(100)とWeekly Paclitaxel遂次投与法が奏効した進行乳癌の1例
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JPY
Abstract
局所進行乳癌に対する初期治療としての化学療法(primary chemotherapy)は,down staging による縮小手術において有用性が報告されている。一部の症例では完全寛解例もみられる。今回,5-fluorouracil, epirubicin, cyclophosphamide(FEC 100)followed by weekly paclitaxelが奏効した1例を経験した。症例は39歳,女性,右乳房全体に硬結を触知し,皮膚に発赤を認めた。視触診と画像診断でT4bN1M0(StageIII b)の乳癌と診断した。FEC(500/100/500mg/m2)を3週ごとに4コース,次いでweekly paclitaxel(80mg/m2)を12週連続投与した。重大な有害事象はなく,薬剤の減量や投与の延期なしに外来で完遂できた。化学療法後,乳腺の硬結は消失し胸筋固定もなくなった。皮膚も色素沈着のみとなり,変形していた乳頭も正常形態となった。画像所見で腫瘍影は消失し臨床的に完全寛解と考えたが,局所進行乳癌であったので胸筋温存乳房切徐術を施行した。病理所見はマクロでの腫瘍消失を認め,組織学的には変性した癌細胞の集塊のみであった(Grade 2)。FEC(100)とweekly paclitaxel遂次投与法はprimary chemotherapyとしても有用である。
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/content/article/0385-0684/32090/1307