No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
TS-1/Low-Dose CDDP 併用療法が有効であった多発骨転移再発胃癌の1例
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
症例は63歳,男性。58歳時,進行胃癌に対し根治術施行(StageIII b)。術後5年再発なく経過していたが,5年目のサーベイランス検査でCEA 値の異常高値(18,000ng/ml)を認め,骨シンチグラムにて頸椎,胸椎,腰椎,肋骨,骨盤に多発骨転移を認めた。化学療法としてTS-1/low-dose cisplatin(CDDP)併用療法を施行した。CDDP 20mg/m2を第1日目に投与し,TS-1を1日80mg/m2で第1日目より14日目まで2週間連日投与後1週間休薬の3週間1コースで9か月間繰り返した。化学療法開始後6か月目の検査でCEA が599ng/ml まで減少し,骨シンチグラムで50%以上の集積低下を認めPR 期間は約4か月であった。また化学療法開始後すぐに腰痛・下肢痛が消失し,QOL の向上が図れた。TS-1/low-dose CDDP 療法は,胃癌骨転移症例に対しても除痛および奏効が期待でき有用であることが示唆された。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/32090/1335