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JPY
Abstract
1984年から2003年までに当教室に入院した4型スキルス胃癌198例について,臨床病理学的に検討を行った。切除例は139例(72%)で,非切除の主因は癌性腹水であった。切除例でも48.2%に腹膜播種を伴っており,5年生存率は切除例全体で12%, 非切除例は0%であった。非切除例で1年生存を得たのは,TS-1とpaclitaxelを併用した1例のみであった。腹膜播種を伴った6例にcisplatinとetoposideの腹腔内投与を行い,2例で4週後に腹膜播種が消失したため根治術を行った。また,癌性腹水と右水腎症を伴った症例にTS-1を投与後根治術が可能となった症例を経験した。非切除例は,従来の化学療法を行ってもいまだ予後不良であり,予後向上にはTS-1, etoposide, taxane系といった新規抗癌剤による化学療法が必要である。また,自己腫瘍抗原活性化リンパ球を用いた特異的な免疫細胞療法は化学療法と同様に新しい補助療法になるものと思われた。
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/content/article/0385-0684/32100/1384