No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
進行・再発乳癌に対する高用量Toremifeneの使用経験
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
toremifene(TOR)はSERM の一つであり,閉経後乳癌における治療効果はtamoxifen(TAM)と同等である。TORは高用量を用いることにより,TAM 耐性乳癌にも効果が認められている。今回,当院において閉経後,進行・再発乳癌に対する高用量TOR の有用性と安全性をレトロスペクティブに検討した。進行・再発10例に対し,TOR 120mg/日を投与した。観察期間(中央値)は38か月であった。多くは二次治療以降の投与であった。抗腫瘍効果は奏効3例(30%), clinical benefit(CB)は7例(70%)であり, TTP(中央値)は9か月,OS(中央値)は21.5か月であった。高用量TOR ではホルモン受容体陰性例,TAM 耐性,AI耐性にもCB が認められた。有害事象は8例に認めたが,いずれも軽度であった。進行・再発乳癌における高用量TOR の位置付けに関する十分なエビデンスはないが,TAM 耐性,AI 耐性後にも臨床効果が得られる症例があり,現時点では進行・再発乳癌の三次治療としての有用性が示唆される。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/32100/1415