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TS-1をベースとしたCDDP, PTX の継続的併用療法が奏効した切除不能進行胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は66歳,女性。肝転移および膵頭部への浸潤を伴う進行胃癌で根治的切除は困難と判断し,幽門狭窄を認めたため胃空腸吻合術を施行した。術後13日目よりTS-1 100mg/body/dayを21日経口投与し,8日目にCDDP 90mg/body/dayを点滴静注する3週投与2週休薬を1クールとした治療を開始したところ,7クールの施行が可能であった。TS-1/CDDP 療法の開始とともに全身状態は改善し,腫瘍マーカーも低下した。しかし,4クール目より徐々に腹水の貯留を認めるようになり,効果が低下してきたため腹水のコントロールを行いつつ,TS-1 100mg/body/dayを14日経口投与14日休薬し,第1,15日目にPTX 90mg/body/dayを点滴静注するregimenに変更した。regimenの変更により腹水は著明に減少し,6クールを施行し得た。しかし副作用として徐々に末梢神経障害が増強してきたため,併用薬剤をCPT-11に変更したところ,奏効することなく死亡した。今回われわれは,進行胃癌患者にTS-1をkey drug とした他剤併用療法を施行することにより,1年5か月の長期生存およびQOL の改善を得られた1例を経験したので報告する。
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