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ヒト頭頸部癌細胞におけるOK-432活性成分によるToll-Like Receptor(TLR)4を介したp53非依存的アポトーシスの誘導
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JPY
Abstract
OK-432の活性成分(OK-PSA)はToll-like receptor(TLR)4/MD-2複合体を介して抗腫瘍免疫活性を発現する。本研究ではヒト頭頸部癌細胞株におけるOK-PSA の作用につき検索した。扁平上皮癌(SCC)細胞7株および唾液腺癌(SGC)細胞5株中, TLR4発現細胞は全12株, MD-2発現細胞は5株であった。SCC 細胞ではTLR4/MD-2両遺伝子を発現する4株が, SGC 細胞ではMD-2発現に関係なくTLR4を発現した全5株がOK-PSA に反応してNF-κB 転写活性が上昇した。これらの細胞株においてOK-PSA はcaspase-1, caspase-3およびcaspase-8を活性化し, アポトーシスを誘導した。OK-PSAによるアポトーシス誘導は変異型p53を有するSGC 細胞においても同様に認められた。頭頸部癌細胞株において, OK-PSAはTLR4シグナルを介してp53非依存的にcaspasesを活性化し, アポトーシスを誘導することが示唆された。
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/content/article/0385-0684/32110/1562