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JPY
Abstract
H2-blockerであるシメチジンは細胞性免疫の賦活作用を有することが報告されている。一方, NKT 細胞は抗腫瘍免疫において重要な役割を果たすことが確認され, 近年, 注目されている。今回われわれは, 細胞性免疫全体に及ぼすシメチジンの影響に着目し検討を行った。健常人ボランティア6人にシメチジン800mg/dayを7日間連続投与した。投与前, 投与後1,3, 5, 7日目に採血し, 白血球数およびその分画の計測, 末梢血細胞分画の推移の検討を行った。血算では白血球増加傾向が認められ, それは主に好中球およびCD3+ T リンパ球の増加によるものであり, さらにはT リンパ球のうち, 特にCD4+ 細胞の増加が認められた。一方, NK 細胞の割合は減少しており, NKT 細胞の割合は変化しなかった。シメチジンは特異的な細胞性免疫を亢進することが確認され, 抗腫瘍免疫の賦活剤としての応用性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/32110/1576