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鹿角霊芝経口投与によるCyclophosphamideの副作用軽減効果
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JPY
Abstract
鹿角霊芝はサルノコシカケ科マンネンタケの一種で, 同系腫瘍に対して抗腫瘍効果を示すことや, 制癌化学療法剤であるcyclophosphamide(CY)と併用することで抗腫瘍効果が増強されることが明らかになっている。CY は癌治療において有効なアルキル化剤だが, 体力の低下, 白血球の減少, 免疫機能の低下など様々な副作用を引き起こすため, 癌に対する生体防御機能の低下を起こす危険性が指摘されている。そこでわれわれは, CY が引き起こす副作用を鹿角霊芝の経口摂取により軽減できるか否かを検討した。C57BL/6マウスにCY を腹腔内投与すると, 体重の減少, 好中球の減少および過剰なリバウンド,脾臓中のT 細胞, NK 細胞などの数の減少などがみられた。しかし, あらかじめ鹿角霊芝を摂取していたマウスでは, このようなCY による副作用が有意に軽減されていた。したがって, 鹿角霊芝をCY と併用することで, CY の副作用を緩和できることが明らかになった。
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/content/article/0385-0684/32110/1586