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悪性胆道狭窄に対するメタリックステントとチューブステントによる内瘻術の検討
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JPY
Abstract
悪性胆道狭窄に対しメタリックステント(MS)留置後に細菌接着抑制効果を有する親水性ヘパリン化チューブ(hydrophilic heparinized tube:H-PSD)と埋設用ポート(implantable port:IP)を用いた胆道内瘻術を行い, その治療効果や合併症などを検討した。対象は2002年4月から2004年3月の2年間に当院にて治療した治癒切除不能悪性胆道狭窄症例計82例中, MSとH-PSD を用いて胆道内瘻術を施行した20症例である。抗腫瘍療法は胆管癌(A 群)6例には放射線併用動注化学療法, stage IVa膵癌(B 群)8例とstage IVb膵癌(C 群)6例には膵周囲動脈塞栓術と肝脾動注化学療法を施行した。50%開存期間はA 群12か月, B 群6か月, C 群7か月, 50%生存期間はA 群16か月, B 群23か月, C 群13か月であった。合併症は1例においてIP 周囲の感染を来し抜去し, 3例において胆管炎を認めH-PSD の交換を要したがIPを取りだすことで胆管へのアプローチは容易であった。チューブステントにはMS にはない利点もあり, 症例によっては本内瘻術が有用であると思われた。
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/content/article/0385-0684/32110/1630