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JPY
Abstract
肝切除断端の再発を抑えるのには, 1cm の切除マージンを確実にすることが大切で, 切除断端への凍結治療の追加は, 切除マージンが十分確保できなかった患者の断端再発を抑制する有用と思われる。具体的にはわれわれは, 液体窒素用小型凍結機器CRY-AC(Brymill社, USA)を使用している。切除マージンが不確実と思われる部位に, 先端が平坦なプローブを直接当て, 1か所3分間の凍結かけている。2002年6月より現在まで, 転移性肝癌のために肝切除術を行った14例において, 肝切除断端に凍結治療が加えられた。断端よりの出血, 術後の胆汁の漏れはなかったが, 断端再発は1例において認められた。凍結治療は脈管に損傷を起こしにくい特徴があり, 切除断端に露出した脈管をもつ患者においても, 合併症を認めなかった。断端再発を抑制し得たかどうかの検討は時間の経過が必要で, 今後症例を重ね検討したい。
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/content/article/0385-0684/32110/1649