No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
進行膵癌の癌性胸腹水に対するGemcitabine腹腔内および胸腔内投与に関する検討
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
進行膵癌の癌性胸腹水に対してgemcitabine(GEM)の腹腔内および胸腔内投与を行い, その効果と安全性について検討した。対象は, 2002年4月から2004年3月までに経験した進行膵癌64例中, 腹水または胸水の貯留を認めた癌性腹膜炎の5例と癌性胸膜炎の3例である。その8例に対し, 腹水または胸水穿刺後にGEM 500mg/m2を腹腔内または胸腔内に注入した。投与後, GEM の血中移行と副作用の有無について検討した。そして反復投与を行い, 胸腹水量の変化と細胞診検査による効果判定を行った。GEM 腹腔内胸腔内投与後の血中濃度は, 静脈内投与に比べて低値であった。癌性腹水の5例中3例で腹水の減少を, 癌性胸水の3例中2例で胸水の減少を認めた。副作用は, grade1/2の白血球減少を4例, 血小板減少を3例, 脱毛を2例に認めたが, いずれも軽微なものだった。本治療は副作用が少なく, 癌性胸腹水を伴う進行膵癌患者のQOL 改善に寄与し得る治療法の一つと考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/32110/1712