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TS-1を中心に多剤をSequentialに併用し著効が得られた胃癌肝・肺転移の1症例
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JPY
Abstract
症例は61歳, 男性。噴門小弯中心, ECJ より胃体中部に至る大きな癌腫で, 肝・肺多発転移を伴っていた。治癒切除不可と判断し, TS-1による外来化学療法を開始した。TS-1は単剤で著効を示し, CEA 値4,528ng/ml が約3か月で44ng/ml まで低下し, 内視鏡や画像診断でも著明な腫瘍縮小が得られPR となった。しかし約半年でCEA 値が漸増しはじめ, TS-1にCDDP を併用したが効果なく, paclitaxel(PTX)単独に変更した。CEA 値が上昇したのでPTX にTS-1を併用した。この併用が奏効し, 再度CEA 値が低下した。最初の治療から約1年間, CEA 値の良好なコントロールが得られた。その後, TS-1にCPT-11やMMC, docetaxel(DOC)をsequentialに併用し, 約2年間は症状もなく良好なQOL を保てた。TS-1を中心にsequentialに他剤を併用する方法の有用性が示唆された。
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/content/article/0385-0684/32110/1755