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肝動注カテーテルが原因と考えられた総肝動脈仮性動脈瘤の1例
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JPY
Abstract
われわれは肝動注カテーテルにより発生した総肝動脈仮性動脈瘤に対し, 金属コイル塞栓が奏効した症例を経験したので報告する。症例は87歳, 男性。1999年に他院で直腸癌に対し前方切除術を施行された。2003年2月に肝腫瘍が出現したので当科紹介となった。2003年3月17日入院の上, 2003年3月20日拡大肝左葉切除術, S7, S8部分切除術を施行した。術後補助療法として術後予防的肝動注を合計10回施行した。カテーテルはGDA-coil法で挿入した。その後経過観察していたが, 2004年1月下旬より腹痛と背部痛が出現した。外来にて経過観察していたが痛みが増強するので2004年3月1日に入院となった。CT, MRI で総肝動脈に仮性動脈瘤を認め, 肝動注のカテーテルが原因と考えられた。2004年3月8日, 緊急で血管造影を施行した。36個の金属コイルにて動脈瘤を塞栓したところ, 腹痛背部痛は消失した。
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/content/article/0385-0684/32110/1765