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切除不能直腸癌に対してTS-1+CPT-11療法により切除可能となった1例
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JPY
Abstract
症例は50歳代の女性。下腹部腫瘤を主訴に当院初診した。大腸内視鏡にて直腸癌と診断した。CT 検査では肝転移, 肺転移, 肝門部リンパ節転移, 肺転移を認めた。切除不能直腸癌に対して, TS-1+CPT-11療法を施行した。TS-1は80mg/m2を2週投与2週休薬で経口投与, CPT-11は80mg/m2を隔週投与とした。有害事象としてgrade1の白血球減少と好中球減少を認めた。2クールでpartial responseの効果が得られ, 6クール後downstageが得られたため根治手術施行した。切除標本の組織学的効果判定ではリンパ節でGrade1a, 肝転移巣ではGrade3であった。本療法は非常に忍容性に優れ, 簡便でコンプライアンスが得られやすい。切除不能大腸癌に対する有効な治療になり得ると考えられた。今後, FOLFIRI やFOLFOX regimenとの第III相試験での検証が期待される。
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/content/article/0385-0684/32110/1771