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ラップ(Wrap)療法が著効した巨大肝細胞癌の1例
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JPY
Abstract
症例は50歳代, 男性。2004年5月, 上腹部痛にて近医を受診し, 肝腫瘤を指摘された。精査にてB 型肝炎を背景とした約10cm 大の肝細胞癌と診断された。肝内転移を伴い, リンパ節転移も疑われたためTAEを第一選択とし, 二度にわたり施行した。しかし, 腫瘍の尾内側はGDAおよびRGEAからの寄生栄養動脈により供血され, 十分な塞栓が不可能なため, viable lesionが残存し増大傾向を認めた。そこで同年8月, 同部の供血路を断つ目的で開腹下にラップ療法(側副血行路遮断術+シリコン膜被覆)を施行した。術後, ラップ療法単独の効果により, viableであった腫瘍尾内側部は壊死に陥り, PIVKA-II も陰性化した。術後10か月現在, 無増悪生存中である。
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/content/article/0385-0684/32110/1801