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肝動注療法によりいったん消失, その後同部位に再発した直腸癌肝転移の1例
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JPY
Abstract
症例は66歳の男性。多発肝転移を伴う直腸癌に対して, 2002年4月低位前方切除術を施行した(well:ly1v2n1H3P0 M(−))。2002年7月から2003年2月, 肝動注療法を施行した。外来通院で5-FU 1,500mg/body/weekの投与を行った(総投与量30,000mg )。病巣はS2, S4に瘢痕を残すのみとなった。2003年7月肝再々発巣が出現。DXR 動注+CPT-11全身投与を行ったが奏効せず, 2005年3月肝部分切除術を施行した。病巣はS4の径5cmの腫瘤を最大とし, S3/5/6/7に多発していたが, すべて部分切除で切除可能であった。本症例では, 肝動注により転移巣は一時消失したものの, その後同部位に再発しているのが特徴的である。大腸癌肝転移巣に対する治療戦略としては, 肝動注療法後一時病巣が消失したようにみえても同部位への再燃の可能性を考慮し治療に当たる必要がある。
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/content/article/0385-0684/32110/1829