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肝細胞癌切除後の肺・副腎転移に対する外科切除により長期生存が得られた1例
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JPY
Abstract
症例は65歳, 男性。肝S7/S8原発の肝細胞癌に対して術前TAE 後に肝S7/S8部分切除術を施行。初回切除後38か月目に, 径2cm 大の肺転移巣を認め, UFT 内服を開始。その12か月後, 右副腎に径2cm 大の腫瘍を認め, 肝細胞癌の副腎転移と診断。肺転移巣が単発であり, 画像上, 肝内転移を認めないため, 右副腎切除術および右肺S9部分切除術を施行した。病理組織学的にいずれも肝細胞癌の転移であった。その10か月後に肝内再発を認め, TAEを2回施行するも腫瘍増大に伴う閉塞性黄疸のために治療継続不能となったが, 初回切除より6年9か月の長期生存が得られた。遠隔転移症例においても単発かつ残肝への再発巣が制御されている症例では, たとえ転移巣が2臓器に及んでも外科的切除により長期予後を得られる可能性があると考えられた。
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/content/article/0385-0684/32110/1835