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黄疸を伴った胆管内発育型肝細胞癌患者に対するPGE1 併用肝動注化学療法の1例
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JPY
Abstract
症例は69歳, 男性。C 型肝硬変合併肝細胞癌(以下HCC)S7に対し2001年11月ラジオ波焼灼術(以下RFA)を施行。その後外来にて経過観察中であったが, 2004年3月に, 黄疸を認めたため当院入院となった。入院時現症では, 腹部平坦軟で腫瘤は触知せず, 貧血は認めなかったが球結膜に黄疸が認められた。入院時検査所見で軽度の炎症と貧血を認め, 生化学検査では黄疸を伴う肝胆道系酵素の上昇を認めた。腫瘍マーカー(AFP, PIVKA-II)の上昇も認められた。腹部エコーとCTにてS8のHCC による胆管内腫瘍栓と右肝管の拡張を認めたため, 経皮経肝胆管ドレナージ(以下PTBD)を施行し減黄を図るもT-Bilは7.29mg/dl と軽度減少したのみであった。そのため, 肝庇護目的にまずprostaglandin E1(PGE1)を動注カテーテルより投与し, その1週間後より同時に肝動注化学療法(CDDP+5-FU)を4週間行った。肝動注の終了時にはT-Bil 1.92mg/dl と著明な改善を認め, 肝胆道系酵素の著明な低下も認められた。腹部CT ではS8のHCCの縮小を認めPR とした。その後, 汎血球減少がみられるも保存的に加療し2004年6月に退院した。HCC を合併し黄疸を伴った患者に対して, PGE1 を併用した肝動注化学療法は有効であった。
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/content/article/0385-0684/32110/1846