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残膵再発性病変を切除し得た膵管内乳頭粘液性腺癌(IPMC)の1例
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JPY
Abstract
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は, 1996年WHOの病理分類で膵粘液性嚢胞腫瘍とは異なった臨床病理学的疾患として分類された。近年の画像診断の進歩に伴い, 多数の症例が見いだされるようになってきた。われわれは, 初回切除後6か月で残膵再発を来したが, 切除し得た膵管内乳頭粘液性腺癌(IPMC)の1例を経験したので報告する。初発病変は膵体部の嚢胞性病変で, 膵体尾部切除・合併切除術を施行した。病理組織学的診断は浸潤性腺癌で, 膵管断端は陰性であった。術後6か月目に腹部CT にて膵鈎部に嚢胞性病変の再発を認めた。残膵全摘術を施行した結果, 腺扁平上皮癌と診断された。再切除後3年経過した現在, 再発なく健在である。IPMN は同時性あるいは異時性の膵内多発が報告されており, 注意深い経過観察が重要である。
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/content/article/0385-0684/32110/1863