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JPY
Abstract
当院訪問看護室において, 9割が癌終末期である。そのなかでも主訴が多く, また疼痛コントロールのため高容量の強オピオイドを使用し, 著しい症状の変化がありながらもQOL を維持し自宅で看取ることができた事例について報告する。患者は69歳, 女性。大腸癌。夫と長男家族と同居していた。外来化学療法後骨転移が判明し, 強オピオイドを使用開始となり在宅ホスピスケアに移行する。その後, 皮膚転移層の自壊, 左大腿の病的骨折により家族の介護に対する不安が増強したが, 家で過ごしたいという本人の意思を尊重し在宅を続けた。われわれは電話訪問と訪問回数を増やし, 医療や精神的サポートに努め, 患者のQOL を維持し在宅死を迎えることができた。患者, 家族双方のQOLを保つには症状コントロールに加え, 家族へ看取りの説明をするタイミング, 連絡方法, 電話訪問を的確に行うことが重要であると痛感した。
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/content/article/0385-0684/32121/18