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乳癌食道転移による頸部食道狭窄に対して気管切開と胃瘻造設にて在宅緩和ケアを行った1例
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JPY
Abstract
症例は66歳, 女性。乳癌手術を受けた7年後に嚥下障害を徐々に認めた。乳癌食道転移と診断し放射線治療, 外来化学療法を施行した。約4年間の治療後に病状悪化し, 栄養管理と誤嚥防止のために胃瘻造設, 気管切開を施行した。病状の進行と身体環境の変化から本人, 家族は退院に不安を感じていたが, チームアプローチを通じて在宅ケアへ移行した。ケアの要点は頸腕部にかけての疼痛コントロール, 気管切開部のカニューレ交換, 抗癌剤投薬を含めた胃瘻の管理であった。在宅中は精神的にも落ち着き穏やかに過ごすようになったが, 症状悪化と家族の疲労のため2か月後に再入院した。再入院後は入院生活の環境で, 本人らしい生活を支えていけるように配慮していった。再入院2か月後, 穏やかに永眠された。入院中からの緩和チーム介入と外来での訪問看護, 何よりも家族のサポートにより在宅ケアを実行できたと思われた。
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