No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
タキサンは頭頸部扁平上皮癌に有効な薬剤であり,単剤で20〜40%の奏効率である。本邦における第Ⅰ相試験では最大耐量が70〜90mg/m2で推奨用量が60mg/m2であり,主な有害事象は好中球減少であった。docetaxelとcisplatinの併用は効果的な組み合わせであり,進行再発頭頸部癌に対して40〜70%の奏効率を示し,cisplatinと 5-fluorouracilの組み合わせと同等の評価がされている。Cisplatin,5-fluorouracil, docetaxelの3剤併用は広く臨床応用されその一次効果は従来のcisplatinと5-fluorouracilの併用を上回る期待がされている。しかしながら,本当にこの組み合わせが優っているか否かは,現在進行中の比較試験であるEORTC の研究結果を待たねばならない。Docetaxelによる同時併用療法は切除不能症例において有効な治療法である。Cisplatinと5-fluorouracilの同時併用療法は照射単独に比べて統計的に有意な生存期間延長を認めている。Docetaxelを含んだレジメンもこれと同等の効果が期待されるが,強い粘膜毒性が急性毒性であり,嚥下障害が慢性毒性となっている。したがって,3剤併用による同時併用は日本人には毒性が強く施行が難しいと思われる。より強力な粘膜障害の補助治療開発が必要である。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/32130/2035