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閉経前乳癌のAdjuvant 療法におけるGoserelin投与の意義の検討—Zoladex 乳癌研究会研究B—
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JPY
Abstract
【目的】エストロゲンレセプター(ER)陽性閉経前乳癌患者のadjuvant 治療におけるgoserelin(GOS)投与の意義を無作為化比較試験により検討した。【方法】n+, あるいはn 0かつT≧3cm のER 陽性閉経前乳癌患者に対し,tamoxifen(TAM)20mg/日,GOS 3.6mg/4週,GOS+TAM のいずれかを2年間投与し,臨床効果と安全性を検討した。【成績】評価対象症例数は207例で,TAM 群に対するGOS 群の無病生存期間(DFS),全生存期間(OS)のハザード比は,それぞれ0.87〔95%信頼区間(CI):0.47〜1.63〕,2.10(95%CI:0.38〜11.49)であった。また3群の副作用発現率は類似していた(42〜55%)。本試験では目標症例数に満たず,統計学的に十分な検討が行えなかったため,海外の同様の試験結果(ZIPP)と併せ,メタアナリシスを行った。その結果,GOS 非投与群(1,424例)に対するGOS 投与群(1,442例)のDFS, OS のハザード比は,それぞれ0.83(95%CI:0.72〜0.95), 0.85(95%CI:0.70〜1.03)であった。【結論】207例の解析では統計学的有意差はなかったが,メタアナリシスでは,GOS 投与群がGOS 非投与群に比べDFS を有意に延長した。また,GOS の忍容性は高いと推察された。以上より,ER 陽性閉経前乳癌のadjuvant 治療におけるGOS 投与は有用であることが示唆された。
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/content/article/0385-0684/32130/2071