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TS-1が奏効し長期生存が得られた腹膜播種を伴う胃癌の2症例
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JPY
Abstract
術中に腹膜播種性転移が診断された症例に術後TS-1を投与し,3年以上の長期生存が得られた症例を2例経験した。症例1は67歳の女性で,初回幽門側胃切除術(D 2手術)時に胃壁後面に腹膜播種を疑う所見があり術後low-dose FP 治療を1週間のみ行った。20か月後に腹膜瘢痕ヘルニアに対する手術を行った際に,明らかな腹膜播種があり術後TS-1を開始した。TS-1投与後3年4か月経過しているが再燃,再発は認めていない。症例2は68歳の女性で,初回手術時に高度の腹膜播種とリンパ節転移が認められ,幽門側胃切除術(D 0手術)後にTS-1を投与した。現在まで特に副作用なく3年7か月が経過しているが,再燃,再発は認めていない。腹膜播種性転移を伴う胃癌症例に対する治療として,TS-1が有効であった2症例と考えられた。
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