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TS-1/Cisplatin(CDDP), Docetaxel 併用療法により良好なQOL を維持できた腹膜播種を伴う非切除胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は64歳,女性。腹部膨満感,便秘を訴え入院となった。腹部CT 精査では腹腔内に多量の腹水を認め,穿刺細胞診で悪性所見が認められた。胃内視鏡検査では,胃角部から噴門部にかけて3型の胃癌を指摘された。注腸検査ではS 状結腸は腹膜播種により狭窄を来していた。腫瘍マーカーCA125は1,400mg/ml と異常高値を示していた。腹膜播種を伴う非切除胃癌と判断し,TS-1/cisplatin(CDDP)による全身化学療法とdocetaxel(DOC)による腹腔内化学療法を行った。2クール終了後,腹腔細胞診の陰性化と腫瘍マーカーCA125の正常化を認めた。3クール終了後,腹腔鏡検査下生検上,腹膜播種巣の殺細胞効果を認めた。臨床的にはS 状結腸の狭窄は消失し,便通異常もなくなった。TS-1/CDDP による全身化学療法とDOC による腹腔内化学療法は,腹膜播種を伴った高度進行胃癌に対する有効な治療法であると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33020/251