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Paclitaxel+TS-1投与により長期生存中の胃癌術後腹膜再発の1例
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JPY
Abstract
今回われわれは,paclitaxelとTS-1の投与により長期生存中の胃癌術後腹膜再発症例を経験したので報告する。症例は62歳,女性。胃全摘術の2年6か月後に多量の腹水とイレウス症状を呈し入院,腹水穿刺細胞診で腹膜播種性転移と診断した。paclitaxelによる治療を開始したところ効果は劇的で,90mg/bodyの2回目投与時ごろより経口摂取が可能となり,TS-1との併用を開始した。paclitaxel(90〜120mg/body:day 1)とTS-1(80mg/body:day 1〜14)の併用を20コースまでは1週間の休薬で,それ以後は2週間の休薬で投与し,1年8か月経過した現在も再燃の兆候もなく経過良好である。paclitaxelとTS-1による癌性腹膜炎に対する治療は,治療効果およびQOL の面からも有望な治療法として期待される。
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