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JPY
Abstract
evidence based medicine(EBM)に基づく補助化学療法の有用性は大規模臨床比較試験の結果に基づき評価しなければならない。胃癌補助化学療法の歴史は長く,多くの臨床試験が行われてきた。しかし古い時代の臨床試験に関しては多くの問題点が指摘された。その後臨床試験に関する認識も深まり,わが国でもJapan Oncology Group(JCOG)をはじめとする医師主導型の研究グループが組織され,質の高い臨床試験が行われる時代に入っている。これまでになされた多くの試験の結果はnegative result であったが,2005年National Surgical Adjuvant Study of Gastric Cancer(N・SAS-GC)として行われたUFT 内服による補助化学療法のRCT の結果が久々のpositive result として発表され,話題を呼んだ。統計学的にも明らかな生存曲線上の有意差があり,補助化学療法の有用性を強く示唆する結果であるが,目標症例数500例のうち190例の集積で中止された試験の結果であるため,このRCT 1本のみで決定的なevidenceとなり得るpivotal studyとはいい難く,さらなるevidenceが必要である。
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/content/article/0385-0684/33030/313