No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
がん患者の難治性嘔吐に対するolanzapineの使用経験
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
近年統合失調症の治療薬であるolanzapineが,がん患者の難治性嘔吐や化学療法中の遅発性嘔吐に対して有効であると報告されている。本剤は,セロトニン,ドーパミン,ヒスタミン,ムスカリンなど複数の神経物質受容体に対し拮抗剤として働き,制吐作用を発揮する。当院で難治性嘔吐に対し,olanzapineを投与した5症例について報告する。適格条件を満たした5症例のうち,3症例は嘔吐が消失し食欲不振も改善された。2症例は嘔吐の改善はみられたが,効果は限定的であった。副作用は全例に認めなかった。olanzapineはがん患者の嘔吐の緩和のみならず,食欲増進作用が食欲不振の改善に有利に働くと考えた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/33030/349