No data available.
Please log in to see this content.
You have no subscription access to this content.
The full text of this article is not currently available.
口腔癌切除不能再発症例に対する抗癌剤感受性試験による個別化化学療法の試み
Rent:
Rent this article for
JPY
Abstract
口腔癌再発例では,しばしば切除不能となり治療法の選択に苦慮することがある。特に放射線照射後の再発において,どのような抗癌剤を選択するかは難しい問題である。われわれは口腔癌切除不能再発例に対し,collagen gel droplet embeddedculture sensitivity test(CD-DST)法を用いた抗癌剤感受性試験による化学療法選択を試みた。6例の局所再発ならびに遠隔転移巣をもつ口腔癌患者に対して,CD-DST 法による感受性試験の結果を踏まえた化学療法を行った。感受性試験の結果は,1例で評価不能,1例で検索した抗癌剤に感受性なしと判定され,この2例に関しては緩和療法のみを施行した。感受性のある薬剤が見いだされた4例に対しては,感受性試験に基づいた化学療法を施行した。重篤な有害事象はなく,生存期間の中央値は10.9か月であった。CD-DST 法による感受性試験に基づく化学療法は,治療法の選択において重要な情報を提供するものと考えられた。
Full text loading...
/content/article/0385-0684/33030/357