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JPY
Abstract
患者は85歳,女性。狭心症発作にて発症しCT 検査にて肺多発転移があり,再発乳癌と診断された。患者は85歳と高齢であったが乳癌手術後12年目の再発であり,極めて遅い再発であることや再発病巣が肺多発転移ではあるが life-threateningではないことから,治療はホルモン剤治療を選択し,再発乳癌に対して最も治療効果の高いホルモン剤の一つであるexamestaneを使用した。治療効果は明らかで,治療開始後5か月でPR, 10か月でCR となった。8か月間CR の状態が継続し,それ以後PD となったがその後も腫瘍の成長は極めて遅く,治療開始後26か月現在無症状で経過している。全経過中にとりたてて副作用はなかったが,一度慢性硬膜下血腫の合併があった。examestaneはホルモン剤としては極めて治療効果の高い薬剤であり,本症例のように高齢者でも安全に投与することができる薬剤であった。
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/content/article/0385-0684/33030/361