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化学療法により2年以上にわたって自覚症状なく良好なPS が得られた高齢者StageIV胃癌の1例
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JPY
Abstract
83歳,男性。PS 1。StageIV胃癌に対し,2003年1月よりTS-1を開始。加齢による腎機能低下を認めたため,基本投与量を推奨量より20%減量した80mg/bodyとし,4週投与2週休薬で11コース,2週投与2週休薬で6コース行った。開始1コース後に自覚症状は消失し,その後腫瘍マーカーの正常化,腹水の消失が得られた。約20か月にわたり自覚症状なく良好なPS が得られていたが,2004年9月下旬内視鏡検査にて原発巣の増悪が確認されsecond-lineとしてpaclitaxel(PTX)weekly投与を開始した。導入時,PS 2と低下しており高齢であることから,1回投与量は70mg/bodyと減量した。 short premedication後,PTX を1時間で経静脈投与し,週1回3週投与,1週休薬を1コースとした。開始1コース後に自覚症状は消失し,PS 0へ改善し退院,計4コース行われた。全治療期間をとおしてgrade2以上の有害事象はなく良好なPS が得られた。高齢者に対する化学療法は単に暦年齢ではなくPS を含めた全身状態を加味した的確な投与量,投与法を設定することより,十分にその恩恵が得られるものと思われた。
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