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JPY
Abstract
小線源治療の最近のトピックは前立腺癌組織内照射である。欧米ですでに確立し普及しているI-125シード線源永久挿入療法が,2003年に日本でもようやく解禁となった。経直腸超音波ガイド下にシードを多数挿入するため,前立腺の形状に合わせて線源を挿入することが可能であり,正確に前立腺組織のみに大量の放射線を投与することが可能である。周囲組織への影響が少なく,1〜2時間の処置で終了するため,他の治療に比べて患者に優しい治療といえる。腫瘍が前立腺に限局し,PSA,Gleason scoreが低い低リスク群に対しては,シード治療のみでも前立腺全摘術や外照射治療と同等の長期成績が欧米で得られている。低リスク群以外の限局前立腺癌に対しては外照射併用が勧められる。またIr-192を用いた高線量率組織内照射は,低リスク群以外の限局前立腺癌に対して生物学的にも物理学的にも優れた効果が期待されている。いずれの小線源治療も,限局前立腺癌の根治治療として日本でも早急に普及すると考えられる。
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