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Second-Line治療としての粉末Cisplatin製剤肝動注が効果的であった肝細胞癌の1例
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JPY
Abstract
症例は72歳,男性。10数年来,C 型肝硬変にてフォローしており,2001年4月に肝細胞癌(以下,肝癌)初発。2004年6月肝癌は肝右葉全体に広がり,AFPは42,696 ng/ml と著増しリザーバーを導入。low-dose FP(LFP)療法を施行したが効果なく,2004年10月にはAFP は755,030ng/ml と上昇,腹水も出現,食道胃静脈瘤の悪化も認めた。なお,肝外病変は認めなかった。2004年10月より粉末cisplatin製剤(CDDP)をリザーバーから動注した(CDDP 50mg/m2/20min,monthly)。CDDP 3回投与後,AFP は910ng/ml と著明に低下,肝右葉のび漫性病変の縮小を認め,腹水も消失した。さらに4回目投与後AFP は8ng/ml と正常化,CT 画像上もCR となった。また,CDDP 投与に伴う重篤な有害事象は認めなかった。進行肝癌に対するリザーバーからのLFP 療法は良好な成績を収めているが,それに続く治療は手探り状態である。LFP 抵抗例に対し,second-line治療としてCDDP 肝動注が効果的であった1例を経験したので報告する。
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/content/article/0385-0684/33040/505