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Paclitaxel投与により腹膜播種によるイレウスと多発肝転移に奏効のみられたAFP 産生胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は71歳,男性。stageIVのAFP 産生胃癌に対し,TS-1+CDDP 併用療法を2クール施行後転移巣の著明な縮小を得たため,幽門側胃切除術+D 2郭清を施行した。術後TS-1単剤投与を行ったが,しだいに増悪傾向となった。再度TS-1+CDDP併用療法を施行したがPD であり,癌性腹膜炎による腸閉塞を発症した。paclitaxelの隔週投与を行ったところ,癌性腹膜炎,腸閉塞の改善がみられ,経口摂取が可能となった。副作用はgrade 3の好中球減少とgrade 1の脱毛を認めるのみであり,コントロールは良好であった。paclitaxelはTS-1耐性となった癌性腹膜炎を有する胃癌症例に対しても治療効果およびQOL を改善することが可能であり,有望な治療法として期待される。
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/content/article/0385-0684/33040/517