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B 型肝炎ウイルスキャリアに発症した急性型CD 8陽性成人T 細胞白血病の1例—Lamivudine併用化学療法の治療効果の可能性—
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JPY
Abstract
非典型的な表面抗原を有するATL は極めて予後不良である。われわれは,HBV キャリアに発症した急性型CD 8陽性ATL 症例を報告する。lamivudine併用化学療法を施行し,既報告例に比べ長期の生存が得られた。症例は64歳,男性。2002年1月腹水,腹部腫瘤の精査加療目的に当院入院となった。HTLV-1抗体,HBs-Ag が陽性。CT 検査にて腹部腫瘤,腹水,両側胸水を認めた。腹水検査では異型リンパ球を多数認め,表面マーカーはCD 2, CD 5, CD 8,CD 25が陽性であった。サザンブロット解析でHTLV-1プロウイルスのmonoclonalな組み込みが確認され,急性型CD 8陽性ATL と診断された。化学療法に伴うHBV の再活性化を考慮し,lamivudineを予防投与した。その後にCHOP 療法が計6コース施行され,寛解となった。しかし治療終了13か月後にATL の再発を認めた。サルベージ療法の治療効果は一過性であり,2004年2月に敗血症で永眠された。ATL 発症からの生存期間は25か月であった。本例では,lamivudineと化学療法の併用が治療効果を発揮した可能性がある。
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/content/article/0385-0684/33050/683