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化学療法に先行した局所放射線療法を用いて良好な結果を得た限局期鼻NK/T 細胞リンパ腫の4例
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JPY
Abstract
鼻NK/T 細胞リンパ腫は,わが国に比較的多いEBV 関連悪性リンパ腫の一種で,その標準的治療は確立されていない。限局期では,原発巣である鼻腔あるいはその周辺組織にとどまり放射線治療が奏効する一方で,進行期・再発例の予後は著しく不良である。今回われわれは,限局期鼻NK/T 細胞リンパ腫4例において化学療法に先行して54Gyを超える高線量の放射線療法の安全性について評価した。鼻腔周辺の高線量放射線治療は,毒性の大きい治療であり,3例においてgrade3の口内炎,残りの1例においてgrade2の口内炎の発症を認めた。放射線毒性から回復しだい,化学療法を追加し,4例中2例にgrade3の口内炎の再燃を認めたものの,治療後9か月以上4例とも寛解を維持している。診断早期の化学療法に先行した高線量放射線療法は有効性が期待される半面,合併症の管理を行いながら安全に行う必要がある。
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/content/article/0385-0684/33050/687