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JPY
Abstract
乳がんは,我が国の女性において最も重要な悪性疾患の一つであるが,米国ではその死亡率は年々低下傾向にある。その理由にマンモグラフィを導入した検診システムの普及,新薬の登場による補助療法の進歩などがあげられる。乳がんが早期から全身病であるとする考え方が広まり,再発危険度の高い症例に対する適切な全身療法が進歩している。特に抗がん剤,ホルモン剤の投与は,遠隔微小転移を消滅させ,治癒を目指すために欠かせないものとなりつつある。そのような背景のなかで,アンスラサイクリンやタキサン系抗がん剤に代表される多剤併用療法の進歩のみならず,その投与順序やdose densityの概念に基づいた投与スケジュールの工夫などが広く臨床現場に導入されつつある。本稿ではエビデンスを基に,これまでの術後補助化学療法の推移を振り返り,今後の乳がん全身化学療法の展望についても言及する。
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/content/article/0385-0684/33060/736