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JPY
Abstract
転移乳癌に対する治療の目標は癌をコントロールし,症状を緩和,QOL を保ちながら延命することにある。メタアナリシスでは長期間の化学療法は全生存期間を延長することが示されている。このことは化学療法が延命効果を有することを意味する。主な化学療法はアンスラサイクリンを含むレジメンまたはタキサンである。HER 2陽性例ではtrastuzumabを含む治療が標準的である。その他有効な薬剤としてvinorelbine, capecitabine, S-1, mitomycin C, gemcitabineなどがあげられる。bisphosphonateは化学療法またはホルモン療法と併用することにより溶骨性骨転移の疼痛と合併症を軽減する。抗体,小分子キナーゼ阻害剤などの期待される薬剤が臨床研究中である。毒性を最小限にし,効果を最大限にするために治療は順番に実施することが望まれる。転移乳癌の治療選択に当たっては,癌の病状,化学慮法の効果,毒性に関する情報を正確に提供し,患者の嗜好を踏まえて判断することが推奨される。
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/content/article/0385-0684/33060/742