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大腸癌におけるOrotate Phosphoribosyl Transferase(OPRT),Dihydropyrimidine Dehydrogenase(DPD),Thymidylate Synthase(TS)活性と臨床病理学検討
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JPY
Abstract
フッ化ピリミジン系抗癌剤(5-FU)の抗腫瘍効果に関与するOPRT, DPD, TS の活性を大腸癌79例においてradioimmunoassay(RIA)法にて測定し,臨床病理学的因子(組織型,壁深達度,リンパ節転移,リンパ管侵襲,静脈侵襲)との関連について検討した。低分化腺癌においてOPRT 活性は低値を示す傾向にあり,DPD は有意に高値を示した。リンパ節転移を認める症例においてOPRT 活性は低値を示す傾向にあった。TS はいずれの臨床病理学的因子とも関連を認めなかった。5-FU を投与する症例個々において,これらの3酵素の活性を測定することが,抗腫瘍効果を予測する上で重要である。しかし,低分化腺癌においてはDPD が高値の症例が多いことが予測され,酵素活性を測定できない場合にはDPD 阻害剤との配合剤であるTS-1などの投与を考慮する必要もあると考えられた。
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/content/article/0385-0684/33060/789