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内服UFT+LV とCPT-11点滴投与により肝転移病変の制御が得られた高齢者IV期結腸癌の1例
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JPY
Abstract
症例は81歳,男性。イレウスで発症し当院に入院後,精査にてS 状結腸癌および肝右葉への多発転移(H 3)と診断された。イレウス管を挿入し約2週後にS 状結腸切除,人工肛門造設を行った。開腹所見で大網転移が認められた(M+)。術後1か月より,UFT+LV内服とCPT-11点滴静注の併用化学療法(UFT300mg 3×,LV75mg 3×;2週内服,1週休薬。CPT-11 90mg 点滴静注:day1。1クール21日)を開始した。第1クール終了後から著明な腫瘍マーカーの減少が認められ,4クール終了後のCT 所見上では著明な肝転移病変の縮小が認められた。副作用としてはNCI-CTC grade2の悪心を認め,中途で内服期間の短縮やCPT-11の休薬を行いつつ外来にて治療を継続している。高齢者進行大腸癌の術後化学療法において,内服抗癌剤主体の本治療は効果を損なうことなく副作用の軽減やQOL の維持が得られ大いに期待できるものと思われる。
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/content/article/0385-0684/33060/825