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JPY
Abstract
FOLFOX は大腸癌に対する世界の標準治療であり,国内のガイドラインにも1番に記載されているレジメンである。主にFOLFOX 4とmFOLFOX 6の二つの投与方法がある。FOLFOX は消化器症状が比較的少ないので使いやすいが,実地臨床においてFOLFOX を使用する際の注意点は, 1.irinotecanと同程度の好中球減少が起こる, 2.初期の神経症状は必発である, 3.後期には蓄積性の機能障害が生じる, 4.アナフィラキシーショックと間質性肺炎がまれに生じる, 5.中心静脈ポートを使用する場合は,血栓や断裂などの合併症に注意する。蓄積性の神経障害があるために長期間連続して使用できないが,数か月後に神経症状が回復すれば再開できる。FOLFOX は最も効果が高いが注意点も多い。投与基準を守り,適切に延期・減量を行い,FOLFOX を望む患者が,多くの病院で安全に治療が受けられるようになることを期待する。
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