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進行・再発胃癌131例に対するTS-1単剤療法の臨床成績
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JPY
Abstract
進行・再発胃癌を切除不能進行胃癌,術後再発胃癌ならびに非治癒切除胃癌の3群に分け,TS-1単剤療法施行例について抗腫瘍効果と有害事象をretrospectiveに検討した。対象は1999年7月から2003年8月までにTS-1単剤療法を施行した131例。方法は,TS-1 80〜120mg/dayの分2朝夕食後に経口投与し,原則として4週投与2週休薬を1コースとし,副作用の発現程度に応じて投与量を調整して反復投与を行い,抗腫瘍効果と有害事象について検討した。全症例の奏効率は21%, MST は343日で,切除不能と再発に限ると25.3%, 265日であった。投与理由別の奏効率およびMST は,切除不能で38.2%, 250日,再発で16.3%, 276日,非治癒切除で14.6%,419日であった。化学療法歴の有無による奏効率およびMST は,ありで11.6%, 239日,なしで40.0%, 325日であった。標的臓器別奏効率は胃50%, 肝転移33%の順で,MSTは,腹膜474日,肝転移391日,リンパ節326日の順で良好であった。600日以上の長期生存例は10例で,切除不能例はなく,標的臓器は腹膜とリンパ節に多かった。有害反応は全体で34.4%, うちgrade 3以上は9.4%に認められたが,すべて休薬のみで改善した。進行・再発胃癌に対するTS-1単剤療法は,高い抗腫瘍効果と安全性を両立した優れた治療法であることが改めて確認された。
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