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腹壁浸潤によるび漫性硬化を主訴としWeekly Low-Dose Paclitaxel療法が有効であった胃癌の1例
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JPY
Abstract
症例は62歳,男性。陰嚢水腫,恥骨前腫瘤,腹壁硬化による膨満感を主訴に精査された。CT で右水腎症,腹壁のび漫性肥厚を指摘され上部消化管内視鏡検査で胃体中部後壁に3'型胃癌を認め,生検ではgroupⅤ(sig)であった。CT 上リンパ節転移を認めず腹水もなかったが,右水腎症とSchnitzler転移を認めた。腹壁生検では著明な線維化のなかに低分化型腺癌を認め,胃癌腹膜播種からの腹壁浸潤と確定診断された。weekly low-dose paclitaxel療法(90mg/bodyを週1回,3週投与1週休薬で1コース)を開始したところ,1コースで水腎症が改善し腹壁も軟化して食事が全量摂取可能となった。本療法を外来で継続し,原発巣は不変であるものの進行はなく腹壁肥厚はその後も改善し,6コース終了時のCT では完全に腹壁は正常となり,治療開始後8か月の現在も無症状で経過している。腹壁浸潤による硬化を主訴とし,weekly low-dose paclitaxel療法が有効であったまれな胃癌症例と考え報告する。
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/content/article/0385-0684/33080/1151